
東京女子プロレス、夏のシングルトーナメント「第12回東京プリンセスカップ」が7月27日、東京・新宿FACEで開幕。デビュー3年目の上原わかなが前インターナショナル・プリンセス王者の鈴芽を下す殊勲の星を挙げ、準々決勝(8・9品川)進出を決めた。
ねくじぇねトーナメントに向けて前年覇者の上原わかなが好発進!
開始早々、鈴芽は丸め込み連発で追い込み、レッグロックで足に集中砲火。上原はドロップキック、側転エルボーで反撃も、足の踏ん張りがきかず。鈴芽はエルボー連打、フェースクラッシャー。

上原はバナナピローで締め上げたが、脱出した鈴芽はプランチャ。リングに戻ると、ミカヅキ流星群もカウントは2。鈴芽のリング・ア・ベルを回避した上原は丸め込むも、鈴芽も切り返して丸め込む。鈴芽のフェースクラッシャーを阻止した上原はブレーンバスター、そして間髪入れずジャックナイフで固めて3カウントを奪取した。

番狂わせを起こした上原は「なんとか1回戦突破できました。前IP王者の鈴芽さんはホントに強くて。これまでもシングル、何回もさせていただいていて、この間のダラス大会でも直接取られてしまっていたので、もう今日は気持ちで…。がむしゃらに勝ちにいくしかないなって思いで臨みました。勝ててうれしいのももちろんあるんですけど、1回落ち着いて、準々決勝もしっかりと準備をして臨みたいと思います」と意気込んだ。
準々決勝の対戦相手は上福ゆきvs荒井優希(8・2浜松)の勝者となるが、「荒井さんは去年、プリンセスカップで負けてるので、すごい荒井さんとも戦いたいですし。上福さんはタッグ組んでるってこともあって、すごい戦いたい相手でもあるんですけど。上福さんとは戦ったばかりで、去年のリベンジをしたいっていうのもあって、荒井さんともすごく戦いたいです」とベスト8戦に思いを巡らせた。

1回戦敗退となった鈴芽は「(ファンが)信じてくれる思いに応えられる自分になると決めたばかりだったので、ふがいないです。このトーナメントが終わってしまって、夏の最前線にいられないことがすごく悔しい。でも夏はトーナメントだけじゃないって毎年思うし。ここからも夏、ガンガン熱く戦っていきたいと思っています」と前を向いた。