
22日、大阪大会にて『BEST OF THE SUPER Jr.32』第8戦が開催。24日・兵庫のAブロック公式戦で対戦する高橋ヒロム(3勝3敗=6点)と金丸義信(3勝3敗=6点)が、それぞれ辻陽太、高橋裕二郎とタッグを組み、前哨戦に挑んだ。
試合はヒロムと金丸でスタート。金丸がヘッドロックやショルダーアタックで主導権を握るも、ヒロムはティヘラで反撃。さらに、辻が裕二郎を豪快に吹っ飛ばし、ヒロムの身体を抱え金丸に豪快なプレス!ヒロムとの合体攻撃を披露した。だが、裕二郎がヒロムの足を引っ張り場外へ引きずり出すと、金丸と連携してヒロムに集中攻撃を仕掛ける。

ヒロムはファルコンアローで金丸を叩きつけ、なんとか辻にタッチ。金丸も裕二郎に交代する。辻はショルダーアタック、ボディプレスを畳みかけ、対する裕二郎もケイン攻撃を狙い一歩も引かない。
攻防が続く中、金丸は隙をついてヒロムにウイスキーを無理やり飲ませる荒業に出る。
だが、最後は辻がジーンブラスターで裕二郎から3カウントを奪い、見事勝利を収めた。

会場は辻の勝利に沸いたが、試合後のバックステージでは、それ以上に衝撃的な展開が待っていた。
ヒロム「飲んじゃったよ、空きっ腹にさ、アルコール入ると効くよね。あと自分が飲むタイミングじゃないのに飲まされた時とか、すごい嫌だよね。お酒は楽しく飲むもんだよ!」

そこへ金丸が現れる。
金丸「無所属のヒロム、俺も飲ませるタイミング間違えちまったよ。オイそれよりよ。」
ヒロム「あの時の話なんだったんですか!」
金丸「一緒にやるか。」
ヒロム「ホントですか?」
金丸「おもしろいことやってやるよ。」
ヒロム「俺も面白いと思いますよ、金丸さん。信じていいんですか?」
金丸「信じろよ、信じてみろよ。」
ヒロム「(手を出している金丸に)面白いことできるんだったら、握る価値ありますけどね。でも俺はハウス・オブ・トーチャー(H.O.T)には入る気ないですから、それでもいいんだったら。」
金丸「OK。」
2人は固い握手を交わす。
金丸が去った後ヒロムは「面白いことがあるもんですねえ。俺もね、無所属で、いまなんでもやりたい放題。でもH.O.Tに入る気はこれっぽっちもない。ただ、H.O.Tのタンクトップを脱いで握手したってことは、そういうことでしょ。金丸さんと組めるんだったら、これは面白いね。」と何かが始まりそうな空気を残した。
BOSJ開幕前の会見で「もしかしたら個人的に話あるかもな」と金丸から声をかけられていたヒロム。新日本プロレスのリングに新たな物語が生まれようとしている。
記事/まるスポ編集部