
15日、新日本プロレス「BEST OF THE SUPER Jr. 32」第4戦が後楽園ホールで開催。第7試合にDDTから初参戦のMAOと、CMLLのティタンが激突した。
公式戦2連勝と勢いに乗るMAOは、この日も「ストレンジ・ラブ・コネクション(S.L.C.)」のKANONとともに登場。観客の大歓声にお決まりの「ハートポーズ」で応えリングイン。
試合序盤、MAOは自ら「BEST OF THE SUPER 四角いJr.」と称する通り、力強いショルダータックルを連発し、”四角い”をアピール。ユーモアな一面を見せたかと思えば、場外戦ではティタン目掛け「宇宙人ケプラーダ」を放ち会場を沸かせた。

さらにMAOは、レフェリーを飛び越えてティタンにスタナーを決めるなど、自分のペースに持ち込もうとする。だが、ティタンも脅威の身体能力と空中殺法を持つ実力者。切れ目のない流れるような攻撃で反撃し、主導権を奪い返すと、最後は必殺技「ジャベ・インモルタル」が決まり、MAOが無念のタップアウト。初黒星を喫した。
MAO、ティタン戦で初黒星!代々木でのデスペラード戦へ闘志燃やす

試合後、MAOは「わけわかんねえ技しやがって。これだからメキシコなんか行きたくないんだ。世界7ヵ国、30以上のプロモーションを渡り歩いてきたけど、メキシコだけは行きたくねえ!なんでかわかるか? ……怖いからだ。」と悔しさを滲ませながら、ティタン戦を振り返った。
さらに「初黒星だチクショー、クソ!全勝優勝は消えた。でも優勝できないわけじゃない。今、DDTは『KING OF DDT』トーナメントをがんばっているんだよ。俺はここでがんばる!みんなのぶんも背負って、DDTファンの夢も背負ってここに立っているんだよ。負けてらんねえ!」と敗北を経てなお前を向く姿勢を見せた。
次戦・デスペラード戦へ向けて「次の土曜日、代々木……MAO vs デスペラード……この闘いに限っては代々木第二(体育館)をDDTにしてやる!DDT提供試合に変えてやるってんだ、覚えとけ。覚悟しとけ、新日本ファン!そして、大挙して来やがれDDTファン!待ってるぜ!」と、代々木決戦への闘志を燃やした。

一方、勝利したティタンはMAOを称え「彼はジュニアヘビー級の中で、過去最強の相手だった。MAOを認め、リスペクトする。魂と愛情はツアーで巡る街の全てのファンに捧げる。今夜も神の導きに感謝して前に進もう。痛みもある。疲れもあるが、立ち上がろう。神に感謝だ」と過酷なリーグ戦を振り返った。
MAOの4戦目は5月17日、国立代々木競技場・第二体育館で”大本命”と語るエル・デスペラードと対戦。果たして勝利の女神はどちらに微笑むのか?MAOの巻き返しに期待だ。
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