
5月2日、都内で「LINEヤフーPresents プロレスリング・ノア 25周年記念大会 MEMORIAL VOYAGE 2025 in KOKUGIKAN」(3日・両国国技館)の直前記者会見&調印式が行われた。
メインイベントはGHCヘビー級選手権試合、第46代王者OZAWA vs KENTAの一戦。OZAWAはSNSを駆使した巧妙な心理戦で清宮海斗に揺さぶりをかけ、元日にGHCヘビー王座を奪取。“OZAWAショック”によってNOAHのリング風景を一変させた。

対するは、NOAHファン待望の復帰を果たしたKENTA。今年のNOAHの勢力図を塗り替えた両者が、上半期総決算となる両国大会のメインで激突する。
挑戦者KENTAは「久しぶりのGHCヘビー挑戦、懐かしい気持ちです。明日、GHCヘビーのベルトを巻きたいと思います」と静かに意気込みを語る。しかし、OZAWAが口火を切り、会見は次第にヒートアップする。
OZAWAは2022年発売のKENTAの自伝『足跡』を手に、「最近読んだが、どうしたらこんなに面白くない文章が書けるのか。便所のちり紙にもならない産業廃棄物だ」と痛烈に批判。これに対し、KENTAは「みんな買ってんだよ! もう終わった話だよ。むしろありがたいよ、何度も言ってくれるのは」と即座に反論し、怒涛のトーク合戦が展開された。
さらにKENTAは「母ちゃん来るの?」とOZAWAの母・よしみさんに言及。「Tシャツあげたいからサイズ教えてくれよ。XXL?」と問いかけると、OZAWAが「XXL」と返答。するとKENTAは「太ってんな、おい!」とツッコミを入れ、新日本プロレス時代のカメラマンとのやりとりを彷彿とさせた。

OZAWAが「新日本プロレスの2軍、3軍」と揶揄すると、KENTAは「じゃあ誰が1軍なんだよ? どのレベルが1軍なのか教えてくれよ」と逆質問。続けて「お前は2軍、3軍と言うけど、それを全員の意見みたいに言うなよ!」と一蹴し、「俺が何を思って新日本に行き、WWEに行き、ノアに戻ってきたか、お前に分かるわけがねえだろ」と畳みかけると、OZAWAは言葉に詰まった。
その後、KENTAはOZAWAの話の最中に居眠りし、「全然聞いてなかった。もう一回最初から言ってもらっていい?」とおちょくった。しかし、試合への姿勢は真剣そのもので、「気持ちを強く持って戦いたい。ボコボコにしてやる」と宣言。
4月14日後楽園大会のノーDQマッチ(反則裁定なし)でKENTAに叩きのめされ、「エクスタシーを感じた」と語ったOZAWAは、突如記者席のテーブルに上がり、テーブルクラッシュ。「エクスタシーをくれよ」と叫び会場を後にした。
<インフォメーション>
5月3日両国国技館で「LINEヤフーPresentsプロレスリング・ノア25周年記念大会MEMORIAL VOYAGE 2025 in KOKUGIKAN」が開催。5大タイトルマッチを始めスペシャルマッチが多数行われます。詳細はプロレスリング・ノア公式サイトをご覧ください。試合は動画配信サービスWRESTLE UNIVERSEでお楽しみください。