ヤクルトの石川雅規が、27日の巨人戦で今季初登板・初先発を迎える(写真はイメージ)
ヤクルトの石川雅規投手が、27日の巨人戦(神宮)で今季初登板・初先発を迎える。
46歳となった今季も勝利を挙げれば、自身が持つプロ野球記録を更新する25年連続勝利となる。そして、その先にある大きな目標が通算200勝だ。
昨季までに188勝を積み上げ、節目までは残り12勝。では、石川が挑んでいる200勝は、どれほど特別な記録なのだろうか。
日本プロ野球(NPB単独)で通算200勝を達成した投手は、長い歴史の中でもこれまでに24人しかいない。
歴代最多は国鉄、巨人で活躍した金田正一氏の400勝。米田哲也氏が350勝、小山正明氏が320勝、鈴木啓示氏が317勝で続く。先発投手が年間を通して数多くの登板を重ねた時代とはいえ、いずれも現代では想像することさえ難しい数字だ。
比較的近い時代では、広島一筋で213勝を挙げた北別府学氏、ダイエーや巨人、西武などで通算224勝を記録した工藤公康氏らが200勝に到達している。
NPBだけで最後に達成したのは、中日の山本昌氏だ。2008年8月4日の巨人戦で、42歳11カ月にして通算200勝に到達。その後も現役を続け、最終的に219勝まで記録を伸ばした。
一方、日本とメジャーリーグでの勝利を合算した「日米通算200勝」では、野茂英雄氏が2005年に日本人選手として初めて達成。2016年には広島とドジャース、ヤンキースで活躍した黒田博樹氏が続いた。黒田氏はNPBで124勝、MLBで79勝を挙げ、日米通算203勝を記録している。
その後、2024年にはダルビッシュ有、2025年には田中将大が到達。田中は楽天とヤンキースで白星を重ね、史上4人目の日米通算200勝投手となった。
ただし、NPBのみで200勝を挙げた投手は、2008年の山本昌氏を最後に誕生していない。投手の分業化が進み、先発投手の登板数や投球回が減少した現代において、200勝は以前にも増して到達困難な記録になっている。
石川が200勝に到達すれば、NPBでは山本昌氏以来、史上25人目の快挙となる。近年の勝利数を考えれば、残り12勝への道のりが険しいことは間違いない。
それでも、身長167センチの左腕は、長年にわたって体格や年齢という壁を乗り越えてきた。まずは前人未到の25年連続勝利へ。46歳の“小さな大投手”が、再び大記録への一歩を踏み出す。
記事/まるスポ編集部
