不祥事発覚後、野球部は夏の宮崎大会の真っ只中。チームはそのまま大会出場を継続(※写真はイメージ)
宮崎の名門に激震が走った。夏の甲子園準優勝の実績を誇る私立延岡学園高(宮崎県延岡市)の野球部員が女子生徒の裸を撮影し、さらに部内で動画を拡散させていたことが判明。児童買春・ポルノ禁止法違反の非行内容で家裁送致されるという前代未聞の不祥事に揺れている。
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「裸を撮りたい」執拗な要求の果てに…
事件の舞台となったのは、宮崎県内でも屈指の強豪として知られる延岡学園だ。事の起こりは2025年3月。当時2年生だった野球部員が、知人の女子生徒とのビデオ通話中に、その牙を剥いた。
「上半身裸の動画を撮りたい」――。
女子生徒は何度も拒絶したが、部員の執拗な要求に屈する形で動画を撮影させられたという。青春を白球に捧げるはずの球児が、スマホを武器に卑劣な行為に及んでいたのだ。
流出した動画…部内で「共有」という二次被害
悪夢はこれだけでは終わらなかった。7月になると、別の男子部員が撮影者のスマホから動画データを無断で操作し自身のスマホへ送信。あろうことか、その動画を複数の部員と共有し部内で拡散させるという被害生徒の尊厳をズタズタにする蛮行へと発展した。
事態を重く見た女子生徒の友人らが学校側に相談したことで事件が発覚。被害を受けた生徒は精神的なショックを受け、一時は登校できない状態にまで追い込まれたという。
大会出場継続に疑問の声も…自主退学で幕引きか
不祥事が発覚した当時、野球部は夏の宮崎大会の真っ只中。県高野連に報告し「口頭注意」を受けたものの、チームはそのまま大会出場を継続。準々決勝で敗退した後に1週間の活動自粛に入ったという。
動画を撮影した部員と、拡散させた部員の計2名は、11月までに家裁送致され、既に自主退学している。
同校の柳田光寛校長は「被害生徒の心のケアに努めてきた。スマホ指導を徹底する」とコメントしているが、名門の看板に塗られた泥は簡単に拭い去れるものではない。ネット上では「なぜ大会を辞退しなかったのか」「部内でのモラルはどうなっていたのか」と厳しい声が相次いでいる。
かつての甲子園準V校で起きた、あまりにも情けないモラル崩壊。名門復活への道は、あまりにも険しいものとなった。
記事/まるスポ編集部
