石井智宏は海野と上村を一喝した
18日、新日本プロレスは千葉・佐倉大会を開催。翌19日の後楽園ホールで行われる「IWGPタッグ王座No.1コンテンダーマッチ(海野&上村vs石井&タイチ)」を前に、海野翔太&上村優也&嘉藤匠馬と、石井智宏&タイチ&小島聡がそれぞれトリオを結成して激突。コンテンダーマッチで勝利したチームは、2.11大阪府立体育会館でIce&OSKARの保持するIWGPタッグ王座への挑戦権を手にする。
K.O.Bが石井&タイチを破りIWGPタッグ初戴冠!次期挑戦者も登場し会場騒然
試合は序盤から海野と石井が激しく火花を散らす展開。エルボーと逆水平チョップで攻め込む海野に対し、石井は一歩も引かぬ仁王立ちで応戦。代わった上村も、小島聡を相手にドロップキックやブルドッキングヘッドロックを繰り出し、コンビネーションの冴えを印象づけた。
終盤、ヤングライオンの嘉藤が奮闘。トレイン攻撃からブレーンバスター、逆エビ固めで勝機を引き寄せるも、壁は厚い。タイチがアックスボンバーで流れを断ち切ると、最後はデンジャラスバックドロップで嘉藤から3カウント奪取。貫録の勝利を収めた。

試合後、バックステージで石井は、「お前らに足りないもの何かわかるか?それはな、試練だ。アイツら挫折を味わったとか、高い壁にぶち当たったとか、そういう経験があるかどうか知んねぇけどな、たとえあったとしてもな、長い人生の上でそれはたったこれっぽちの出来事にしか値しねぇんだ。だからどんなに吠えようが、どんなに噛みつこうが全て薄っぺらく感じんだよ」と海野と上村を一喝。生え抜きというエリート街道を歩む二人に対し、長い下積み時代を経て、叩き上げの誇りをぶつけた重みのある言葉だった。
対する海野は、幼少期から世話になった石井へのリスペクトを認めつつも、「このまま燻ってていいわけじゃない」「勝たなきゃ意味がない」と覚悟を吐露。
一方、上村は「悩めば悩むほどドツボにハマっていくし、正直、今の俺は全然輝いちゃいねぇ」と自己嫌悪に陥りながらも「太陽は何度だって登る」と再起を決意。
完成された強さを持つ石井&タイチに対し、焦燥を抱えた海野&上村。19日の後楽園大会で“薄っぺらい”殻を破り、本当の輝きを掴めるのか。試練の戦いに注目だ。
