
24日、兵庫・アクリエひめじ「BEST OF THE SUPER Jr.32」Aブロック公式戦。第5試合は、新日本プロレスの藤田晃生と、DRAGONGATEのドラゴン・ダイヤが対戦した。
藤田とダイヤは初のシングルマッチ。ともに3勝3敗の同点で迎えたこの一戦は、若き未来のエース同士の対抗戦となった。
試合開始、ロックアップで組み合った二人は、立ち上がりから一気に激しさを増す。クリーンブレイクしたダイヤが藤田に先制のチョップを促すと、そこから激しいチョップ合戦に突入。

ダイヤは、旋回式アームホイップ、ドロップキック、ティヘラ、雪崩式アストロシザースと、空中戦で攻め立て、藤田は逆水平チョップ連打やコードブレイカー、ジャーマンスープレックスで応戦。息もつかせぬ攻防が続いた。
試合終盤、藤田は必殺技・Abandon Hopeを狙う。切り抜けたダイヤは延髄斬り、トラースキックと畳みかけるも、最後は渾身の「Thrill Ride」で藤田が3カウントを奪取。意地と粘りで掴んだ藤田の勝利に、会場からは大きな拍手が送られた。
試合後、藤田は「ドラゴン・ダイヤ、強いな!メチャクチャ強い。でもな、アンタも高橋ヒロムに勝ってたな。その時”奇跡を起こしてやるぞ”つってたよな。俺はな、高橋ヒロムに勝っても”奇跡”だなんて思ってねえんだ。俺の実力でアイツを倒した。”俺がアイツを倒す”試合前からそう思ってた。
テメーは試合が始まる前から、高橋ヒロムに勝ったら奇跡だ、下剋上だ、大金星だ、そう思ってたんじゃねえのか?俺はそんな気持ち一切ない。
その結果が今日の結果だったと俺は思ってる。俺は諦めてねえぞ。必ず(BOSJ)優勝するぞ!」と力強く語った。

一方のダイヤは、「藤田晃生選手、メチャクチャ強いじゃないですか。
強いし、カッコいいし、非の打ち所のない選手ですね。でも、この全公式戦の中で、今日が一番、団体対抗戦っていう気持ちが強かったです。だからこそ、負けて悔しいし、でも、またやりたいっすね。
新日本の新世代の選手3人に負けちゃいましたよ。でも俺はDRAGONGATEはレベル高いと思ってるし、新日本に負けてないと思ってるんで、このままじゃ終われない!」と悔しさを露わにした。
この日の試合を終え、藤田が4勝3敗(8点)、ダイヤが3勝4敗(6点)で残すはあと2試合。それぞれの団体を背負い火花を散らす若き未来のエースたちのBOSJも、いよいよ終盤を迎える。
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