
11日、新日本プロレスジュニアの頂点を決める「BEST OF THE SUPER Jr. 32(BOSJ 32)」が宮城県岩沼市で開催。公式戦Bブロック、地元宮城出身のMAOがケビン・ナイトと激突した。
MAOはDDTプロレスリング所属。2015年にデビューし、ダイナミックな空中技と独創的な試合スタイルで注目を集めてきた。アイドルユニット「NωA」やタッグチーム「Moonlight Express」、「The37KAMIINA(サウナカミーナ)」で活躍し、DDT UNIVERSAL王座やKO-Dタッグ王座などを獲得。現在は「STRANGE LOVE CONNECTION」に所属し、国内外で活動している。

一方、ケビン・ナイトは高校で陸上競技、大学ではアメフトを経験。2019年9月にNJPW LA道場キャンプに参加し、ヤングライオンとして活動を開始。2022年にはKUSHIDAとのタッグで「WORLD TAG LEAGUE 2022」に出場。2023年4月にはKUSHIDAとのタッグ「JET SETTERS」でIWGPジュニアタッグ王座を獲得し、2025年3月にはAEWに入団し、新日本プロレスとの2団体所属となった。

試合は、トリッキーな動きを見せるMAOと、圧倒的な身体能力を誇るケビン・ナイトの戦いに観客が大熱狂。MAOはみちのくドライバーIIから居合いキックを決め、見事3カウントを奪取。BOSJ初戦を白星で飾った。
勝利したMAOは「俺の『BEST OF ~』が始まっちゃったよ。俺には野望があるんだ。Bブロックを優勝して、優勝決定戦を制して、この『BEST OF THE SUPER Jr.』で優勝し、IWGPジュニアまでこぎつけて、DDTに持って帰るんだよ!」と具体的な野望を語った。

さらに「DDT生まれ、DDT育ち、DDTが生んだ……変な産物、MAOが『BEST OF THE SUPER Jr.』を獲る。そして、新日本ファンを悪いけどDDTに“ごっちゃん”する。ごっちゃんしてやるよ! そして、DDTのいい時代をまた俺が作ってやる」と壮大なプランを宣言。
BOSJ2戦目は5月14日・後楽園ホール。対戦相手は同じ宮城県出身の“BONE SOLDIER”石森太二。地元勢同士の対決がどのような展開を見せるか、注目の一戦となる。
記事/まるスポ編集部