ソフトバンク・上沢直之が古巣と初対戦 7回に痛恨の決勝弾を浴び膝から崩れ落ちる

日本ハムとの対戦では勝利とならなかった上沢(画像はイメージ)

ソフトバンクの上沢直之投手が1日の北海道日本ハム戦(みずほPayPayドーム福岡)に先発。

2−2の同点で迎えた7回、万波中正外野手に痛恨のソロ本塁打を浴びこれが決勝点に。今季最多122球の力投も実らず敗戦投手となった。

3月のオープン戦では5回9安打5失点を喫し、さらに4盗塁を許す結果になったが、今回は修正。

4回2アウトまで1人の走者も出さない好投で、自身しかまだ挙げていない本拠地での勝利に向けて腕を振り続けた。

倉野信次コーチも「1球1球丁寧に、リズム良く投げることができていると思う」と評したが、5回表に試合が動く。

ノーアウト2・3塁のピンチで、7番に入った郡司裕也の犠牲フライで1点を返されると、なおも2アウト三塁の場面で、9番水野達稀に投じた球を捕手・嶺井博希が後逸し同点となった。

そして7回に万波に被弾すると、膝から崩れ落ちた。

「7回の投球が本当に悔しい。ホームランだけは避けなければいけない場面だった。まだ試合は終わっていないので、何とかチームが逆転するように応援します」

そう語ったが、応援も実らずチームは敗れ2度目の5連敗となり借金は7と膨れ上がった。

ついに迎えた古巣相手の初マウンド。試合前に上沢の名前がコールされると、オープン戦の時と同様に左翼席の日本ハムファンからブーイングが起きた。

23年オフに日本ハムから送り出してもらう形でポスティングによるメジャー挑戦をしたが、怪我などもあり1年で帰国。

古巣からもオファーを受けていたが、

「どの球団でも話をいただけるのであれば、一度話を聞きたいと思っています」という姿勢もあり、最終的には4年総額10億円とも言われる大型契約を提示したソフトバンクを選んだ。

ルール上は問題ないが、この移籍には批判的な声が各所から挙がった。

この日敵将として戦況を見つめていた新庄剛志監督やOBからも意見が出ており、さらに選手会がこれらの批判などに対して苦言を呈することもあった。

奇しくもこの日は国内FA権を取得。

「家族を含めて沢山の方々の支えがあってここまでくることができました。これからも、一試合でも多く登板し、勝ち星を重ねてファンの皆様にいい姿を届けられるように頑張っていきたいと思います」

と、今後の活躍を誓っていた。

記事/まるスポ編集部

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