【センダイガールズ】里村明衣子が引退、アジャを撃破し「これからもプロレス界に人生を捧げていきます」。敗れたアジャは「続きは来世だ!」

里村明衣子は永遠のライバル・アジャコングにハイキック

4月29日、センダイガールズ後楽園大会「里村明衣子 THE FINAL」が開催され、里村明衣子&愛海 vs アジャコング&橋本千紘のタッグマッチが行われ、里村が激勝した。

里村明衣子は1995年4月15日にGAEA JAPANでデビュー。2006年、GAEA JAPANの解散後、新崎人生の誘いを受け、宮城県仙台市を拠点とする「センダイガールズプロレスリング」を設立。2011年8月に社長に就任し、2013年には女子プロレス大賞を受賞。2021年1月にはWWEと日本人初のコーチ兼選手契約を結び、世界でも活躍。そして2025年4月29日、30年間に及ぶレスラー人生に終止符を打った。

これまで獲得した主なタイトルは、センダイガールズワールド王座、ワールド・オブ・スターダム王座、AAAWシングル王座、KO-D無差別級王座、NXT UK女子王座など。国内外問わず数々のタイトルを手にした。

愛弟子・橋本千紘と最後の戦い

引退試合は、センダイガールズの愛海をパートナーに、里村の“永遠のライバル”アジャコングと、“仙女の未来を背負う”橋本千紘とのタッグマッチ。

試合前、「試合をするごとにコンディションが上がっている。(引退の)後楽園では過去最強、過去最高の里村明衣子をお見せする」と身体にテーピングひとつ巻かずに登場。

先発は里村と橋本。3月の代々木大会でセンダイガールズワールド王座を争った2人が、じっくりとグラウンドの攻防を展開。互角の攻め合いが続く。愛海は橋本に正面からぶつかるも、壁のような橋本に跳ね返されてしまう。

試合終盤、里村はアジャにデスバレーボム。しかしアジャは立ち上がり裏拳を炸裂。里村は再びアジャを抱え上げ、渾身のデスバレーボムを決めるが、カウント2。最後はスコーピオライジングが決まり、3カウント。若手時代から戦い続けたアジャコングを破り、見事に有終の美を飾った。

クラッシュギャルズのライオネス飛鳥(左)と長与千種(右)

試合後、アジャは「お前との戦いは来世に持ち越しだ」と語り、5分間の延長戦を提案。アジャ&里村 vs 橋本千紘&岩田美香&YUNA&彩羽匠&暁千華の特別試合が実現し、両チームが死力を尽くした。

引退セレモニーで里村は「30年間、変わらず思っているのは『プロレスは素晴らしい』ということ。自分自身、夢以上のものをいただきました。でも叶わなかったこともあります。レスラーとして果たせなかった夢は、次のステージで必ず実現させてみせます。これからもプロレス界に人生を捧げていきます」と、万感の思いを込めてプロレス人生の幕を下ろした。

<インフォメーション>
5月11日(日)センダイガールズ新木場1stRING大会を開催します、12時会場 12時30分試合開始。詳細はセンダイガールズWEBサイトをご覧ください。

記事/まるスポ編集部

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