20日20時より、マーベラスの公式YouTubeチャンネルにて、長与千種代表より『タッグリーグ・ザ・ベスト』の開催が発表された
クラッシュと極悪同盟も激突した「タッグリーグ・ザ・ベスト」とは?全女の伝統がマーベラスの舞台へ
「タッグリーグ・ザ・ベスト」という名前に、かつての熱戦を思い浮かべるファンもいるだろう。マーベラスが開催を発表した「タッグリーグ・ザ・ベスト2026」。その大会名には、全日本女子プロレスで数々の熱戦を生んだタッグの祭典の歴史がある。
全日本女子プロレスでは1985年から2003年まで、同名のリーグ戦を開催。クラッシュギャルズや極悪同盟をはじめ、各時代を彩った選手たちが、タッグの頂点を争った。2004年には、方式を変えた「ザ・ベスト・タッグトーナメント」が行われている。
1985年の第1回大会を制したのは、ダンプ松本&ブル中野の極悪同盟だった。ライオネス飛鳥&長与千種のクラッシュギャルズは準優勝。1987年にはクラッシュギャルズが優勝を飾るなど、女子プロレスブームを象徴するチームも、この大会でしのぎを削った。
魅力は、人気タッグ同士の対戦だけではない。普段とは異なるパートナーとの出場によって、選手の新たな一面が見えることも、大会の面白さだった。
1993年には北斗晶&豊田真奈美が、優勝決定戦で山田敏代&井上京子を破って優勝した。個々に強烈な存在感を放つ選手が組み、二人でどのような戦いをつくるのか。顔ぶれだけで想像をかき立てる組み合わせも、この大会の歴史を彩っている。
全女で親しまれた大会名は、その後、JWP女子プロレスでも「JWPタッグリーグ・ザ・ベスト」として用いられた。2013年には、DASH・チサコ&仙台幸子の十文字姉妹が優勝している。
タッグでは、一人の強さだけで勝ち切れるとは限らない。交代のタイミング、相手の攻撃を分断する連係、窮地のパートナーを救う判断。二人の力がかみ合う瞬間に、シングルマッチとは異なる醍醐味が生まれる。
2026年のマーベラス大会は、8組によるトーナメント方式で開催される。彩羽匠&Sareee、葉月&コグマのFWC、高瀬みゆき&岩田美香らが出場。優勝チームには、ナイラ・ローズ&ナイトシェイドが保持するAAAWタッグ王座への挑戦権が与えられる。
かつて長与千種自身も戦った大会名の下に、今の女子プロレスを担う選手たちが集まる。10月24日の札幌大会で幕を開け、決勝は12月10日の新木場大会で、60分3本勝負として行われる。受け継がれてきた大会名に、今度はどのタッグが新たな歴史を刻むのか。

