

ファッションブランドを展開する株式会社ビーズインターナショナルに所属するBMXレーサー、中井飛馬選手が2025年10月12日に茨城県のサイクルパークつくばで開催された『第42回 全日本自転車競技選手権 BMXレーシング』にて優勝を果たした。世界で活躍する選手が集う日本最高峰の大会において、中井選手は本大会3度目となる優勝、そして2連覇という快挙を達成した。

日本最高峰の舞台で圧倒的な強さ
『第42回 全日本自転車競技選手権 BMXレーシング』は、世界を舞台に戦うトップ選手が日本一の座をかけて争う大会。中井選手は、このハイレベルな戦いの中で見事勝利し、昨年に続く2連覇を達成した。通算3度目の優勝という記録は、日本のBMXレース界における中井選手の地位を確固たるものにする結果である。優勝後のコメントでは、「プレッシャーも大きくとても緊張した」としながらも、「積み重ねてきているものがしっかりと発揮され、着実にレベルアップできていると実感できた」と、自己成長への手応えを語った。
プレッシャーを乗り越えた経験と自信
世界選手権への出場経験を持ち、2021年にはUCIワールドカップシリーズのU23シリーズチャンピオンに輝くなど、国際的な実績を持つ中井選手。2019年にエリートクラスで初の全日本選手権優勝を飾って以来、そのキャリアを着実に積み重ねている。特に2024年の全日本選手権優勝に続き、今回2連覇を達成したことは、彼が日本国内での絶対的な実力を維持している証明である。この勝利は、プレッシャーのかかる大舞台で結果を出す自信につながり、今後の国際大会、特に次の目標とするアジア選手権での優勝に向けた重要なステップとなる。
BMX界を牽引
中井選手は2000年6月24日生まれ、新潟県出身。5歳でBMXレースと出会い、12歳で本場アメリカの強豪チームにスカウトされ海外へ転戦を開始。若くして世界を経験し、2022年にはUCI BMX世界選手権U23で3位入賞、2023年には第19回アジア競技大会で優勝を果たすなど、輝かしい経歴を持つ。所属するビーズインターナショナルは、XLARGEやX-girlといったストリートブランドを展開しており、ファッションとスポーツの融合を通じて中井選手の活動を多角的にサポート。今回の全日本選手権2連覇は、BMXシーンにおける彼の存在感を改めて際立たせた。今後の活躍から目が離せない。

プロフィール:中井飛馬(なかい・あすま)
- 生年月日: 2000年6月24日
- 出身地: 新潟県
- 経歴:
- 2019年 全日本選手権 エリート 優勝
- 2021年 UCI BMX スーパークロスワールドカップ 男子U23カテゴリー シリーズランキング 1位
- 2023年 第19回アジア競技大会 優勝
- 2024年 第41回全日本自転車競技選手権 優勝
- 2025年 TOYO TIRES Downtown BMX2025 優勝
- Instagram: @asuma_nakai
記事/まるスポ編集部