
18日、東京・エスフォルタアリーナ八王子にて「BEST OF THE SUPER Jr.32」第6戦が開催。第5試合ではBブロックYOH(1勝3敗=勝ち点2)と、MAO(2勝2敗=勝ち点4)が対戦した。
YOHにとって、DDT所属選手との対戦は2015年以来。
2015年8月23日に開催されたDDT両国国技館大会で、棚橋弘至がDDTのエース・HARASHIMAと対戦後、「全団体を横一列で見てもらっては困る」と発言し、両団体に因縁が生じた。当時ヤングライオンだったYOHは、同年11月17日、棚橋のタッグパートナーとしてDDTに乗り込み、HARASHIMA&大家健と対戦。HARASHIMAの必殺技”蒼魔刀”で負けを喫した過去があった。
一方、MAOは因縁が生まれた2015年8月23日、両国大会でデビューしている。
試合は序盤、MAOがハンドポケット(ポケットに手を入れた状態)でショルダータックル、ドロップキックと華麗な技を連発。更にお決まりのポーズで“四角い”をアピール。
両者が顔を近づける場面では、MAOがフェイントからのジャーマンを決めると、YOHは鮮やかなブリッジでフォールを返す。会場は巧みな技の応酬に驚きと歓声が交錯する。

終盤、YOHが”蒼魔刀”を狙うもMAOがスリングブレイドでこれを阻止。すかさず棚橋の必殺技「ハイフライフロー」をYOHに叩き込むが、YOHはヤングライオン時代の記憶を呼び覚ますかのように、再び”蒼魔刀”を放ち形勢逆転。最後は、YOHが渾身のドラゴンスープレックスホールドでMAOを仕留め、3カウントを奪った。

試合後、MAOは怒りと悔しさを爆発させた。
「クソーッ!蒼魔刀やりやがったなーッ!クソッ!6月9日後楽園ホールでDDTと新日本プロレスは一面対抗戦するんだよ。俺はDDTと新日本の因縁が生まれたあの日にデビューして、ここまで辿り着いた。そんな俺に蒼魔刀やるなんて、どういうことか覚えとけよ、YOH。6月9日、絶対来い。俺もそこに行くよ。こんなんじゃ負けねぇ、新日本もDDTも大きな渦を巻き起こしていこう。チクショー!」
一方、YOHは不気味な笑みを浮かべながら「君も僕も2勝3敗。同じ横一列じゃない」と言葉を残した。
10年の時を超え、再び交錯した因縁のドラマは、6月9日・後楽園ホールでの一面対抗戦へと引き継がれていくのか?注目が集まる。
記事/#ミライ